脳と仮想

脳と仮想 (新潮文庫)

脳と仮想 (新潮文庫)

クオリア脳科学や仮想について知りたくて読んだのだが、それらについて分かるようになる本ではなかった。それよりも考え方や引用や意外な事実についてのエッセイ的な書き方が面白かった。
さすが『対称性人類学』の後に小林秀雄賞を受賞しただけある。
ただこれは脳科学に関する学問的な本というよりもエッセイだ。