妄想の分類

(参考:心療内科,2:351-355,1998妄想と妄想性障害 佐々木直)
妄想−思考,内容の障害。自分に結びついた病的で誤った確信。
特徴
└妄想内容が不可能、不合理
  └経験や推論に影響されない
  └並々ならぬ確信を持つ
分類
└被害妄想
  └関係妄想:自分と関係ない出来事を自分と結びつける。
  └注察妄想:周囲の人に見張られている,など
  └被毒妄想:食物や薬に毒が入っている。
  └嫉妬妄想:配偶者が他の異性と関係している。
  └追跡妄想:誰かに後をつけられている。
  └物理的被害妄想
  └憑依妄想
└微小妄想−自分の価値や能力を過小評価する
  └貧困妄想
  └罪業妄想:自分は罪を犯し,道徳に反し,他人に迷惑をかける罪深き存在である。
  └心気妄想:回復の見込みのない,重い病気にかかってしまった。
  └虚無妄想:人生は生きるに値しない。
  └永遠妄想:未来永劫苦しみの中に置かれ,死ぬ事すらできない。
└誇大妄想−自分の価値や能力を過大評価する
  └血統妄想
  └発明妄想
  └宗教妄想:神の啓示を受けた,自分は偉大な予言者である。
  └恋愛妄想:一方的に異性が自分を愛している。

パラノイア DSM-IVでは除外